2017年9月3日日曜日

公認会計士試験のインターネット出願をやってみた

1.はじめに

  •  公認会計士試験のネット出願。2016年8月から始まっていますが、こちとら、今回出願するのが初めてなんで、顛末を残しておきます。
  •  まず、霞が関まで行って、紙の受験願書を貰ってきました。最初は、紙とネットではどちらが簡単か、みたいなことを書こうと思ったけど、ネットの方が、遥かに簡単!
   ネット出願は、
(1)ID、パスワードの登録
(2)出願事項の入力・確認、納付番号の取得
(3)ペイジー(Pay-easy)でATMから入金(手数料無し!)
で終了。
 受験票は、後日通知が来るので、その時に写真票とともにダウンロード。
A4白紙に印刷、糊付け組み立てして、写真票には写真を付けて、試験当日に試験会場に持ち込むことになります。

  •  紙で出願慣れしたベテラン受験生の先輩方には紙の出願は簡単なのかもしれないが、こちとら初めてなんで、そこんとこ意見が分かれるのかもしれないけれど、オイラについて言えば、 紙の出願は、正直言って、時間がもったいない ってな訳で、方針転換して、ネットの出願について書いてみます。


2.受付期間

 紙とネットで出願期間が異なっています。ネットの方が、受験者にとって日程的に余裕があります。これから受験科目の免除を申請する人は、願書の受付終了までに免除通知を受け取る必要があるので、注意が必要でしょう。
 昨年までに書面やネットで免除通知を受けている人は、昔取った免除通知がそのまま利用できます。



3.ID、パスワードの登録 

先日論文試験が行われた「平成29年試験」でネット受付を利用した方も、改めてIDとパスワードの登録が必要です。受験を申し込むたびに、改めてIDとパスワードの登録が必要ということです。

(1)仮登録
 公認会計士・監査審査会事務局の「平成30年試験について」のサイトにアクセスします。
 今は平成29年ですが、試験は「平成30年試験」なので注意が必要です。

http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/2018shiken.html

   「●ID未登録の方はこちらをクリック」をクリックします。



 「手続の概要」の画面に進みます。手続き上、まず何をすれば良いかがフローチャートで書いてあります。紙の受験案内より簡単です。
 下の方の「同意してID仮登録へ」ボタンを押します。




 「ID仮登録」の画面に従って入力します。パスワードの条件が結構厳しい英字の大文字・小文字、数字、記号の全てが混在している必要がある。
 サンプルの「AaBbCc-12」に倣って登録。


 確認画面で「仮登録する」ボタンを押すと、すぐに「【公認会計士試験】ID仮登録受付のお知らせ」が届きます。本登録用のURLの有効期間は30分です。

(2)本登録
   本登録用のURLをクリックして、次の画面から本登録を行います。


マイページが表示されます。これで、IDの本登録が終了です。続いて、願書の提出を行います。



4.出願事項の入力・確認、納付番号の取得 

 オイラの場合、免除の申請は書面で終わっているので、「願書提出」を選びます。「出願について」と題する説明の画面が開きます。

要は、
  • 受験料の納付期限は 平成29年09月22日(金)
  • 納付は Pay-easy を使う(実際、オイラは郵便局のATMでやった。手数料は掛からなかった。)
  • 前回論文の受験者は受験料の納付は猶予するけど、合格発表後に納付番号を知らせるので納付はその時で良い
ということです。


   次は、いよいよ出願事項の登録です。画面の指示に従い、入力します。



 ここで、オイラの場合、本当は監査論も免除対象だったんだけど、選択せずに「確認する」ボタンを押したら、次のメッセージが出てきた!「監査論は選択していないけど、いいのか?」だって!


ネット出願だと、ちゃんとチェックしてくれている! 
これが、紙の出願だったらと思うとゾッとする。修正して、「出願する」ボタンを押すと、次の画面へ。
   

 最終確認のためのパスワード入力。公認会計士の試験だけに、手堅い。
 「確定する」ボタンを押すと、納付番号の画面が表示される。と同時に、メールでも納付番号を知らせてくれる。
 思っていたより手厚い。


ネットの入力は、以上で終了!
出願した内容は、「マイページトップ」の「出願内容確認」から確認ができる!


5.ペイジー(Pay-easy)でATMから入金 

 受験料の入金はペイジーで行います。いつもATMを使うときに、Pay-easyと表示されていて「何だろ?」と思っていたけど、使ってみるとなんてことはない。
 オイラの周りの受験生の中には、ペイジーは難しいから願書は紙で出すってヒトがいるけど、結論から言うと、これが難しいようなら公認会計士試験は手が届かないんじゃない?

 ペイジーを採用している銀行の一覧はペイジーのウェブサイトから確認できるけど、郵便局にあるゆうちょ銀行のATMか、3大メガバンクのATMなら取引が可能。店舗に付属しているATMで、営業時間内(9時~17時ぐらい)なら、現金での入金も可能みたい(キャッシュカードは必ずしも必須ではないらしい。)。

 さて、近くの郵便局のゆうちょ銀行のATMに行く。画面の指示に従い、入力、19,500円也を投入。入金明細表が出力された。手数料は0円だった!


以上で、願書の提出は終了。「マイページ」で確認したところ、納付状況が「納付済み」となっていた。


6.終わりに 

  • IDの登録から、ATMの支払いまで、移動時間も含めて実際の所要時間は約20分でした!速い!

  • 受験票・写真票は、整い次第メールで通知が来るので、受験者がダウンロードしてA4サイズの白紙用紙に印刷・組立糊付け・写真票に写真貼付することとなります。
受験票・写真票のイメージ(ただし、29年試験)は次のサイトに上がっていました。

  • 受験票・写真票はPDF形式なので、コンビニでスマホから印刷できます。オイラはプリンタを持っていない(プリンタはインク代が高い! インクカートリッジ3回分くらいでプリンタの本体が買えてしまう!)。書類や写真を印刷するときはコンビニPrintSmashをよく使う。受験票・写真票についてもこれを使う予定。

  • ちなみに、ネット出願者の受験票は「白」ですが、紙での出願者の受験票は「色付き」ということになります(平成30年試験の第1回短答式での出願では、緑)。紙の出願者は一目で分かるようにしているんですかね。

受験票をスマホでコンビニのプリンタから印刷する

1.はじめに  受験票と写真票は、各人で印刷・組立て・糊付け(写真票には写真を貼付。)して 試験当日に会場へ持参することになっています。 たぶん、受験申込みのポータルから受験票・写真票をスマホにダウンロードすることは簡単にできると思うので、ここではそこから先の 「 ...